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平和の鐘、一振り運動

Peace Bells-One toll campaign

2015年8月の活動報告 1

平和の鐘、一振り運動

今年は敗戦70年目、「平和の鐘、一振り運動」は、組織化されていないので、確実なデーターはありません。
それでも東京の日蓮宗大本山池上本門寺様が、この夏から、大梵鐘を8月6日、9日、15日に撞いてくださることになりました。それも、お寺の夏の行事に入れてくださり、本堂の柱にはお知らせが貼ってありました。9日の午前11時2分の平和の鐘は、地域の方々の参加もあり、私の家族6人を加え20名ほど参加のもと、大きく重く鳴り響きました。

NHKの「毎朝ラジオ」で、私のお知らせが読まれてそうで、九州の知人から「あなたの便りで目が覚めた」との連絡がありました。この放送も一役買ってお寺のご近所の方々が参加してくださったのかもしれません。

この平和の鐘の音が、戦争で供出させられるようなことが二度となく、いつまでも鳴り響いてほしいと、心から思いながら祈りました。

私事では、原爆で働き手を失い、戦後苦労した母の最初で最後のちょっとした長旅は、遺族会による身延山の参拝から本門寺様への参拝だった。
きっと、今年の本門寺様の平和の鐘の音を、黄泉の世界で聴いて喜んでいるだろう。

*毎年、20通の「平和の鐘、一振り運動」のお願いを出している。

今年は、大田区の浄土光教寺様と、世田谷区のカトリック松原教会様がこの「平和の鐘を鳴らしてくださいました。ぜひ、地域の方々に参加を呼びかけていただき、平和への想いを改めて皆さまで確認していただきますよう。

あとの18通に入れたハガキは返ってきませんでした。「NO!」でも、お便りいただけたらどんなに嬉しかったか!!(勝手に送りつけたので、それは無理な願いでしょう!)

*南宮崎カトリック教会

ここは、神父様が熱心で毎年園児と一緒に平和の鐘を鳴らし、世界の平和を祈ります。今年は、更に「姉、静香を見送って」という朗読を、実妹の和子(ばってんネットワークに事務局)さんを中心に3人で公演しました。その後8月29日には、この朗読を東京でも披露しました。またこの教会の関係者、岩田淳氏は、自ら足を運んで、六箇所のお寺の鐘を鳴らしてもらいました。(詳細はこちら

{エピソード}
南宮崎カトリック教会の「鐘」がなくなって、今年は「平和の鐘」が撞けないのではないかと心配されました。そこで前述の和子さんは、行きつけの骨董屋さんへ「ダメモト」で行ってみました。
ところが、以前の鐘より立派な鐘が、待っていたかのように店先に飾ってあったそうです。何回も通った骨董屋さんでしたが、このような鐘が商品として並んでいた事はなかったので、何かの導きかと思ったそうです。
それも高価ではなく、ありがたく買い求め教会に届けました。もちろん神父様は大喜びで、無事にこのイベントを終わる事ができたそうです。
*ほんとに、目に見えない力が働いているのかもしれません!

*東京八重洲通りの「平和の鐘モニュメント」

東京駅から八重洲通りに入ると、中央分離帯に立派な「平和の鐘」モニュメントが、目に入ります。これを一振りして都民に「平和への願い」を伝えて欲しいと思いました。
そこで、東京都知事と中央区の区長に「平和の鐘、一振り運動」の資料とお願いを出しました。都からは、区が担当だから区からの返事を待つようにと、返事がありました。

返事は、平和の事業は、何かとやっているので、要望には応えられないとありました。2020年、世界中の人が集まってくる東京オリンピック、平和の祭典に肖って、日本ならではの「核なき平和」のメッセージを出すべきかと思います。
「平和の鐘、一振り運動」は、海外にも紹介されているので、分りやすいメッセージになるかと思うのですが~。中央区の「平和の鐘」がダメなら、公舎のベルやチャイムでも鳴らして、世界中から日本へ来るのお客様に、原子爆弾、核実験、原発事故と全てを経験した日本国民だからこそ訴えられる「核なき世界の平和」を今こそ伝えるべきではないでしょうか?
{広島、長崎の行政だけ積極的で他所は無関心、日本の政府と被爆地の意見は違う。被爆者だけが叫んでいて他は知らん振り、そんな印象を海外では持たれているのです。(もちろん被爆地に関係ない所で、頑張っている市民や行政もあります)}ここは地方行政のリーダー格、東京都には、一肌脱いでもらいたいものです。

*中央区役所からの返事を掲載します。
20150930

 

*(海外から)ハワイに住む邦子さんからのおもしろく有意義なお便り

ハワイは真珠湾攻撃の跡がしっかり残され、人びとの気持ちは「日本に原爆が投下されて当然だった」という認識があり、「平和の鐘、一振り運動」の趣旨を理解してもらうには、なかなか難しいところです。そんなところで、数年前から邦子さんは頑張ってくださっています。

第一便
「毎日の猛暑にめげず頑張っておられる事でしょう。 世界的異常気象はこちらも例外にあらず、で もうもう蒸し暑くて 暑くて・・・貿易風はどこへ? 脳みそ溶けつつあります。
さて昨日は6日、こちらは5日でしたが又「平等院」へ行って鐘をついて来ました。
遠いので(人多い中心地からは 片道2時間半くらいかかる)ツアーバスで乗りつける観光客、その他も白人ばかり。欧米人に人気のスポットなのです。
どこを見渡してもそれ系でないのは私一人、ちょっと異様でした。
でも 知る限り一番大きい鐘で大きい音、 しかも自由についてよろしい、($3だけど)ということなので わたしここが気に入っています。
そして前に置いてきた例のあのパンフレットのその後を知りたいと電話をしてみても 担当者がいろいろで???、昨日も事務所を覗いてみたけど分からなかった。
自分でならすのが確実!
世界中に響けとばかり 全おばさん体重をかけて思いっきりゴ~~~~ン、 戦後70年を想い、現在の濃い議論いろいろを想い、これからの、とりわけ子供達の飢餓のない世界平和を祈り(デッカイねぇ)、しばし池の鯉とおしゃべりして?帰って来ました。」
 *あのパンフレット=以前、「平和の鐘・一振り運動」のパンフレットを邦子さんが配布。

第二便
私からの池上本門寺さんが、平和の鐘を実行という便りに、下記の便りがありました。邦子さんはアーチストで作品を出品している会場でのこと。邦子さんの勇気に敬服です。
「そうですか~、 池上本門寺さんはよかったですね! こうやって小さな積み重ねが 大きなうねりを呼ぶ事になるのでしょうね。うれしいことです。
今日は 市役所の ”鳴らずの鐘 ” をチーンとついてきました。
直径50センチほどの固定、アート的置きものになっているような鐘ですが(それ故鳴らない)1933年製とあり 置いてある場所と言い、威厳があります。(たまたま鐘の奥に展覧会が開かれていて たまたまわたしも出品していたのでその当番で行っただけなのですが、チャンスですからね)」
ケチらないで もっと鳴ってよー、でしたけど 許しました。
 *邦子さんの楽しみながら?の、「平和へのアクション」に拍手!!!!


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