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平和の鐘、一振り運動

Peace Bells-One toll campaign

平和の鐘・一振り運動 2018にご参加を

平和を愛するみなさまへ

また、8月が近づいてまいりました。

戦後73年が経ちましたが、あの悲惨な経験はそろそろ世の中から忘れ去られようとしています。世界をみますと「自由と平等の精神」をモットーに、世界をリードしてきた大国アメリカが、自国第一主義に転じ、それに歩調を合わせるように、ヨーロッパでもアジアでも自国の利益のみに執着し、共生の意識から外れ、争いの種が蒔かれつつあります。

日本も、明らかに噓だと分かることがまかり通り、日本独自の清廉潔白な姿勢が崩され、立法、行政、司法の姿勢が危うくなっています。

安保法案の改正で「集団的自衛権」が行使可能になり、また教育法の改正に伴い、個人の人権より、全体の融和が強調される「道徳」の時間が組み込まれることになりました。

海外30数か所訪ねた経験から、戦後の国際的信頼は、日本国憲法の「戦争放棄」にあると思います。

長崎の被爆者として、自分たちの悲劇的経験を伝えるだけでは、多くのアジアの国々には、理解してもらえないことを実感しましたし、オランダやオーストラリアなどの西欧諸国でも、日本への原爆投下は、人道主義に反する日本軍の蛮行に対しては、「当然の行為だった」として認識されています。

「核なき世界」への実現には、平和を純粋に求める人々の連携が必要です。私たちは、20年前から、「ばってんネットワーク」の会報を通して国内外に、核兵器の使用は長崎で終わりにし、核なき平和を願って、毎年8月9日午前11時2分に、一振りの鐘を鳴らそうと呼びかけてきました。お陰様で少しずつ拡がってきています。

この活動はあくまで個人の自主的な行動を促す目的ですので、強制ではありません。

神社、お寺、教会、学校、会社など、鳴り物(鐘だけでなく)の一振りで、平和が実現するよう頑張りましょう!!

地域で平和の鐘が実行されることによって、人々の意識の啓発が促されることを、期待しています。

不一

2018年7月2日

ばってんネットワーク「平和の鐘・一振り運動」 鶴 文乃 ・河野 和子


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