2020年8月6日~9日 「平和の鐘、一振り運動」お便りと、報告
1.
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産の一つ、「天草の崎津教会」の関係者の方々が管理する公園の鐘が、9日、午前11時2分に、平和を願って鳴らされました。
この鐘は、リニューアルしたばかりの直径1メートルの立派なものです。
この鐘を管理する「初日の出を観る会」の会長出崎修平(79歳)さんは500段の階段をメンバ2人とともに、駆け上がり、原爆投下75年を記念して75回鳴らして、島民の皆さんとともに平和を祈ってくださいました。
毎年、平和の鐘が、天草に響き渡りますように。
(詳細は、8月22日付長崎新聞参照のこと)
2.
大宝神社では、原爆絵本の読み聞かせと、「花は咲く」の合唱後、神社境内の立派な鐘を、大宝保育園と やはた学童クラブの子どもたちが一人ずつ1回鐘を鳴らして、平和を祈りました。
(山内清視さん報告)
3.
8月9日
毎年護国寺に一振り運動に参加してますが、今年はコロナが心配で行くのを迷っておりましたが、75周年ということもあり、思いきって行って来ました。
密になるのを心配しましたが、行ってみたら、私を入れて3人だけでした。
いつものように般若心経を唱えたあと、長崎の記念式典のラジオ放送を聴きながら、11:02分に鐘をならして、黙祷しました。
私も2回鐘をならして来ました。
原爆のない世界平和とコロナウイルス終息を願って来ました。今年も暑かったけれど、参加してよかったです。
(大山圭子さん)
4.
数年前のNHKのラジオ放送で流れた「平和の鐘・一振り運動」の意味の録音を聞いた後、幼稚園の園児20名と日曜日のミサに集まっていた皆さんが参加して、平和の鐘を鳴らしました。
コロナ禍で、何もかもが縮小されたり中止されたりする中、「平和の鐘」だけは、例年通り実行したいという皆さんの想いで、鐘が打ち鳴らされました。
(河野和子=事務局報告)
5.
今年は、コロナ禍で越境が難しいので、地元つくば市の日蓮宗一心山妙法寺を、前日いきなりお訪ねし、「平和の鐘・一振り運動」を説明して、明日の9日、お堂の大きな鉦を鳴らさせていただくことになりました。
当日、約束の時間に伺うと快くご住職の植木辰英様が、30分に及ぶ読経を上げて下さり、大きな鉦を鳴らさせていただきました。
原爆投下から75年、実家の宗派と同じお寺さんで、「平和」を祈ることができ、本当に嬉しい一時でした。感謝。
(鶴 文乃報告)
6.
「今年も池上本門寺で被爆者・戦没者を偲んで『平和の鐘』を鳴らしました。
お寺の関係者とご参詣の皆様も一緒になって梵鐘が鳴り響く間の1分間の黙祷を捧げました。
被爆者・戦没者を悼み、平和に感謝する…
言われれば当たり前のことですが、鐘を鳴らし、黙祷を捧げるという“行動”に出るとその大切さがいっそう肌に感じられる気がします。」
(池上本門寺 畑信行様からのお便り)
7.
加藤清正公の菩提寺として、開創から約400年の歴史を持つ本妙寺、日頃から8月の原爆投下地の広島、長崎の犠牲者、敗戦日15日の戦争の全犠牲者に、そのご冥福を祈り、また、世の平和を祈願して梵鐘を鳴らしてくださっています。
今年は、9日の長崎の原爆投下日には、「核兵器を使用するのは長崎で終わりにし、世界の平和を」と、ご住職自ら梵鐘を鳴らしてくださいました。
一振りの鐘を撞く度に、長崎方面を向き、またご本堂へも向かって読経を上げて下さり、心から、「核なき世の平和」を、祈ってくださいました。
その真摯なお姿に感動いたしました。
(荒牧芙美さん報告。=天草の崎津教会にも、「平和の鐘」への協力を呼びかけ実現・文中敬称略)
*これからも、皆様からの{平和の鐘~}のご報告をお待ちしています。
(2020年8月31日)